ヤマジノホトトギス
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日程:
・2025.9.22 (月) 晴れ 哲郎単独
アクセス:
・A~B
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行き: 国際会館駅バス停 8:40 - 小出石 |
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帰り: 大原バス停 15:13 - 国際会館駅 |
コース:
・小出石バス停~岩尾谷口~林道・作業道終点~関電巡視路分岐~(焼杉山北斜面の細い尾根を登る)~送電線鉄塔~古知谷からの焼杉山登山道出合~焼杉山~山頂から西尾根を下る~寂光院道出合(翠黛山分岐)~登山口の林道出合~寂光院~大原バス停
注意:
・岩尾谷作業道終点から焼杉山へは、焼杉山北尾根の細い支尾根を登ります。急斜面もありますので初心者だけで出かけないようお願いします。
先週は焼杉山登山とヤマジノホトトギス観察へ出かける計画であったが、PCのアプリがアレコレ不調でメンテナンスに追われ何処にも出かける事が出来なかった。9月22日月曜日に出かけることにするが、急な山行きで予定一杯の道子はお休みで哲郎一人で出かけることになる。「ヤマジノホトトギスまだ咲いているかな?」と。
小出石行きのバス、終点の小出石で降りる、哲郎一人。バスは、昔のように公民館前へ向かわず右折し新道へと消えていく。バスを見送り、さっそく国道477号線を山方面へと歩きはじめる。すぐに国道の温度計が目に付き、「21℃」・・・大原地方の朝は涼しいようだ。数件の民家を過ぎると静かな山間を歩くことになる。
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終点の小出石バス停 | 21℃だ! |
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ナッチョ登山口を過ぎる | 堰堤を見ると岩尾谷口はもうすぐ |
国道と言っても、百井集落へと登り始めると、車の離合が難しくなるほど細くなり、花背峠下まで細い道が続く。でもこの道はナッチョや天ヶ岳の登山口、寂光院道分岐があるので北山散策では良く利用する。
道沿いに咲く花を見ながらユックリと歩いていく。橋に出合った所で準備を始める。準備と言っても服の調整やスパッツを装着、ストックを準備するぐらいであるが、昔からヒル対策としてコンクリートの上でするようにしている。余りにもユックリしていたので、バス停から1Kmの岩尾谷取付きまで30分もかかってしまった。
さっそくヒル避けを噴霧し、クマ避けをザックのポケットに入れ岩尾谷を歩きはじめる。直ぐの所で不法投棄された所に着くが、大きなゴミは処理さえてはいたが、小さなかけらが多数残っていて・・・谷への斜面が白く汚れている。ここに大株のヤマジノホトトギスがあったような記憶があるが、そんなものは何にも見当たらない。
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岩尾谷分岐 | 不法投棄物は回収されたが欠片は残る |
直ぐに谷沿いの林道を歩く始める。小さな谷沿いの植林は立派に育ち、それが林道終点まで続くので谷間は薄暗い。何度も橋を渡ることになるが、景色は余り変わらない。林道は直ぐに緑に覆われ、その上を歩いていくが背が低い植物なので虫の心配はない。
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谷沿いの林道を歩く始める | 林道は直ぐに緑に覆われ |
入口からユックリ70分歩くとコンクリートの橋が終わり木の橋に変わる。車はここまで、その先は作業道が続く。でもその作業道を10分歩くと朽ちた丸太の橋に出合う。獣以外渡れそうもない橋、ここは少し戻って谷の中を渡る。対岸に渡り作業道を進むと直ぐに作業道終点に着く。
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谷沿いを心地よく歩く |
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心地よい谷 | 朽ちた橋 |
その山裾に赤い標識が立っていて、関電巡視路のマークである。これは鉄塔を管理する作業員用の道案内で、京都北山にはたくさん立っていて、関電巡視路を登山道として利用しているところが多い。でも登山道らしからぬ危険なところもあるので赤いマークを見て気軽に進入しては行けない。
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作業道終点に着く |
ここで哲郎は小休止、ここで谷は分岐していて、それを眺めながら間食していると関電の作業員が2名やってくる。関電巡視路はこの先の谷沿いにもあるが、ここで小休止としているので、彼らはここから哲郎が登る細い尾根を登るようだ。
じゃあ先に登ろうとする哲郎だが、細い急斜面の尾根なので手袋を探す。それがなかなか見つからない。そうこうしている間に彼らは先に登っていく。手袋を諦めた哲郎も登っていく。
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関電巡視路の標識 | 細い尾根 最初は岩がゴロゴロ |
急斜面と言っても緩やかな所もあるが、岩や木をつかむところがあるので手袋を忘れた哲郎はユックリと登っていく。10分も登れば鉄塔に着く。もう彼らは作業を進めているので、邪魔にならないようにすぐに通り抜ける。
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10分で鉄塔に着く | 登りは暑い!シンドイ! |
それにしても登りは暑い!シンドイ!と、飲水休憩しながら登っていく。標高550mを過ぎる頃シャクナゲがポツポツと続く。その先まだ支尾根途中だが、関電巡視路の標識を見る。左手の支尾根の先にも鉄塔があるようで、この分岐から進むようだ。
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シャクナゲがポツポツと続く | 関電巡視路の標識を見る |
哲郎は真っすぐ登り始める。登るにつれ前方の上部が明るくなってきたので、古知谷からの登山道出合いはもうすぐのようだ。先ほどの標識から20分登ると、古知谷からの登山道に到着、ユックリ登ったのだろ下の谷から50分余りかかった。ここにハイキングコースの標識「焼杉山10」を見る。
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古知谷からの登山道に到着 | ハイキングコースの標識「焼杉山10」 |
山頂までは500mくらい、飲水休憩後、焼杉山へ向かう。少々荒れた疎林の尾根を進んで行く。小ピークを越え標高680m、ここにハイキングコースの標識「焼杉山11」があり、焼杉山の東尾根から大原へ下るコース(最初は斜面の細い道が続く)の下山口がある。
ここから山頂まで100m余りだが、途中崩れた岩場を通るので、ユックリ進んで行く。前方に落ち着いた植林地が見えると一安心、直ぐに植林地を抜け小広場がある焼杉山の山頂に着く。ハイキングコースの標識「焼杉山12」である。12:45ユックリと山頂で昼食とする。
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東尾根から大原への分岐点 | 焼杉山の山頂 |
焼杉山からの下山は①古知谷へ下る、②標識「焼杉山11」から大原へ下る、③西尾根から寂光院道で大原へ下る、④南尾根を下り寂光院へ下る、と色々あるが、今日は③西尾根コースで下ってみる。西尾根をブラブラ下のは20~30年前、記憶はほとんどない。
13:00になったので西尾根を下り始める。最初は植林地だが直ぐに疎林帯の急斜面を下り始める。道は少々荒れてはいるがマークが続くので迷わない。段々緩やかになり尾根は西から南へ下り始めると、緩やかな尾根が続く。こうなると「寂光院道はまだか。まだか!」と思いながら下っていく。
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尾根は西から南へ | 複雑な所にはテープがある |
緩やかな南尾根、ユックリ登ったり下ったり、ほぼ水平でこれが長い。少々イライラしていると、道は急に下り始める。それも道の中央に深い溝が出来ていて、それがクネクネと下っていく。歩きにくい哲郎は溝から横の斜面にのり、そこを下っていく。斜面が危なくなると溝に戻り下っていくと、目の前に寂光院道が見えてきて「ヤレヤレ!」と。
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緩やかな南尾根、ほぼ水平でこれが長い | 道の中央に深い溝が |
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寂光院道の分岐が見えてきて一安心 | 翠黛山、焼杉山、天ヶ岳 分岐 |
こんな支尾根は歩いたことが無いので、昔は西尾根を真っすぐ下り地形図・566付近に降りていたようである。飲水後、寂光院道を下っていく。14:20登山口に着く、後は林道を寂光院へとくだるだけ。大きな堰堤横を下って寂光院に着き公衆トイレ前で後始末する。
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翠黛山、焼杉山、天ヶ岳 登山口 | 寂光院上の大堰堤 |
着替えも済まし大原バス停へ向かう。まだまだやってくる観光客に出合いながら、道端に咲く花を楽しみながら下っていく。バス停に着くと、直ぐにやってきたバスに乘り帰路に着く。
今日は焼杉山の北尾根を楽しむことが出来、ヤマジノホトトギス鑑賞も30株程度と楽しめたが、花が5~6個着いた大株がすくないのは残念であった。今日のルートでは他の花は予想以上に少なく野草観察は出来ませんでした。
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ヤマジノホトトギス 急斜面の崖上で手が届きません! |
ヤマジノホトトギス |
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ヤマハギ | シュウカイドウ |
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この時期に ウツギ? | ヤブラン |
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ホトトギス | フヨウ |
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