京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

新緑のポンポン山へ
2025.05.08

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何処まで続くのだろうシャガの花を見ながら川久保へ向かう

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日程:
・2025.5.8 (木) 晴れ   哲郎・道子



駅 行き: JR高槻駅北 7:53 - 出灰(高槻市営バス)
駅 帰り: 川久保バス停 15:35 - 阪急高槻駅


コース:
・ 出灰バス停~出灰道登山口~西尾根出合~ポンポン山~東海自然歩道~おおさか環状自然歩道分岐~釈迦岳~大杉/善峯寺・大沢山分岐~善峯・大沢山分岐~谷道分岐(レスキューポイントA-5)~大沢林道出合(A-3)~大阪環状自然歩道出合~大沢登山口(車道出合)~川久保バス停


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 朝起きるとふくらはぎが痛い哲郎。ユックリだと歩けるだろう!と新緑のポンポン山に出かけることにする。コースは昨年見たギンランとクリンソウ広場でクリンソウ鑑賞ぐらいか?野草観察は余り期待できない。山々はまだ新緑なので、ユックリ歩くと心地よいかも?出灰から出灰道で山頂へ向かうことにする。

 出灰バス停で降りると、まだ「ハイカー通行不可」の看板が立ててある。一体どのような状況になれば看板が撤去されるのやら?予算不足で最後の道路のメンテナンスが残っているのかも知れない?いずれにせよ行政は立ち入り禁止の理由と禁止期限を表記しなければいけない。「住民だけは通れます」とは遺憾なことである!。

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出灰バス停からポンポン山登山口へ 成長してきたウバユリ

 川沿いを歩きはじめる。ここは花が続く道だが、今時分はほとんど咲いていない。成長してきたウバユリの葉と黄色い群生のウマノアシガタを見る。道路に植栽されたのかシランも咲き始めている。

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ウマノアシガタ 新緑+フジの花

 川沿いには緑一杯の木々が続き心地よい。せせらぎの里を過ぎると前方に斜面崩壊の工事現場が見えてくる。今日も工事現場の下を歩くが、もう崩壊斜面工事は終わっているようだ。ただ道路の一部の舗装工事が残っているようだが、一向に修理する気配はない。そこを通り過ぎるとポンポン山出灰道の登山口の橋が見えてくる。

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出灰川沿いを心地よく歩く コバノガマズミ?
ガマズミの分類はよく似ているので難しい

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工事現場を通り抜ける 山裾の満開の藤の花が目立つ

 橋を渡ると数件の民家も撤去され、庭先だったのか綺麗なクリンソウを見る。登山道を少し登ると尸陀寺跡(一休禅師が開創したといわれる草庵)、日に日に荒れてきているように見える。

 最初は植林地の端を登っていき、標高差90mも登ると南北の支尾根に乘る。

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ポンポン山出灰道登山口 尸陀寺跡の横を通る

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最初は植林地の端を登る 南北の支尾根に乘る

 ここからポンポン山山頂までは標高差250m、楽な登りである。コース全体に木々が並び春は緑いっぱいで心地よい。南へ400mも登ると東西の支尾根を登っていく。もう山頂までは緩やかな尾根が続き、ユックリ歩く哲郎の足は痛さを感じない。

 登るにつれ太い雑木も現れてくる。緩やかな道だが、足元の野草の若葉を見て足を止める道子。芽吹きの野草を見つけると「これは何だ!」と、いつも立ち止まる・・・「これはトンボソウのようだ!」と、これが楽しいようである。

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最初は溝状の道を登る 緩やかな道は心地よい

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緑の下の緩やかな登山道は心地よい トンボソウのようだ!

 東へ登って行く登山道は南北のポンポン山西尾根に出合う。もう山頂までは100m余り、右にとり山頂へ向かう。山頂に立つと先客二人、もう11時を過ぎているので我々は山頂で昼食とする。

 出灰道は登山口から山頂まで60分で登ることが出来るが、今日は90分とユックリであった。これが良かったのか哲郎の足の痛みも和らいできた。30分とユックリの昼食も終わり釈迦岳方面へと出発する。

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西尾根に出合うと山頂までは100m余り この階段を登ると山頂

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ポンポン山 山頂に着く

 山頂から東海自然歩道に降り釈迦岳方面へ歩きはじめる。登山道は、ここも雑木の緑が美しく心地よく歩く事が出来る。15分歩くと東海自然歩道を杉谷へ下る道と大阪環状自然歩道で大沢方面へ向かう道の分岐に出合う。釈迦岳へ向かうので右の大阪自然歩道を取る。

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大阪環状自然歩道分岐に着く 分岐にある大きな鉄塔
( 赤い鉄塔は航空法に基づいて
高さ60メートル以上の鉄塔 )

 平らな登山道を進み、最後は少し登り、分岐から20分歩くと釈迦岳に着く。ここはチェックポイント、飲水休憩後直ぐに先へ向かう。山頂からすぐの所でまた分岐に出合う。大阪自然歩道は真っすぐ進むが、左の善峯寺へ向かう道を進む。ちょっと下った所で分岐に出合い、善峯は左へ下っていくが、大沢山やクリンソウ広場へむかうので真っすぐ進む。

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トンボソウ 釈迦岳

 今日はもうクリンソウを十分観察したので、「クリンソウ広場はもういいだろう!」と大沢林道で野草を楽しむことにする。尾根筋をどんどん下っていき大沢山への分岐を過ぎるとクリンソウ広場はもうすぐであるが、大沢へ向かうので峠手前のレスキューポイント「A-5」で尾根から右の谷へと下っていく。

 この道は前回初めて歩き、峠に下るより緩やかな手入れされた谷道だったので大沢へ向かう場合はこの道を歩くことにする。「いい道だ!」と歩きはじめるが、この道は何のために整備されたのかは、まだ分からない。丸太の杭が続く綺麗な道だが、最近整備されていないので谷側で所々崩れたところがある。それに野草がほとんど咲いていないのは残念である。

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大沢山を過ぎたところから
峠へ下らず谷道へ
歩き良い谷道をとる

 20分ユックリ下っていくと大沢林道に出合う。大沢林道は谷横の林道で道幅が広く陽射しもいいので野草が期待できる。と言っても珍しい野草はないが、道の左右の野草を観察しながら歩く。ササユリの小さな葉をたくさん見るが、成長したころ動物の餌食になり咲く花は少ない。小さな花が多く咲く林道では写真に時間がかかり道子は待つことになるが、小さな花なので仕方ない。

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谷道から大沢林道に出合 キランソウ畑

 ゆっくりの進行で30分歩くと大阪自然歩道の大杉からの道と合流する。野草観察を続けながらユックリ進んで行くと林道のゲートに出合い大沢分岐の車道に出合う。林道途中からだが林道を1時間ユックリと歩いたようである。大沢14:30、川久保からのバスは15:35発、大沢から川久保までは40分程度なのでタイミング良い時刻である。

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林道入口はもうすぐだろう 大沢林道入口ゲートを通過

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大沢の登山口 大沢登山口の標識

 川久保へ歩きはじめる。山間の車道だが、平日なのに以前歩いた時より随分と車が走る。混んだ国道を走る寄り遠回りだが走り良いのだろう。猛スピードで走る車はないが山間の道でカーブが多いので歩行するときは注意が必要である。

 野草観察しながら歩いたので川久保到着は15:15、バスまで20分あるのでユックリと後始末をする。バス停には1人の男性がバスを待っていた。初老なのだが、昔はアルプスに何日も出かけていた!ということであった。山好きの人は自分の体力に合わせて山登りを続ける人が多い、彼も今はポンポン山で十分なので有ろう、これが健康の秘訣なのだろう、きっと。

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シャガの花が続く 鳥居の横に川久保バス停



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 ■ 今日出合った花たちです!

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アケビ チゴユリ

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ヒメジオン イヌガラシ

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ジシバリ カキドオシ

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キランソウ クリンソウ

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クサノオウ キュウリグサ

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マムシグサ ミヤマハコベ

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ムラサキケマン ニガナ

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オニタビラコ ラショウモンカズラ

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サワハコベ シャガ

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ウツギ ウマノアシガタ

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シラン タチツボスミレ

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タニウツギ トキワハゼ

 ポンポン山散策、最後はバスに時間を合わすようにユックリと川久保バス停へ向かいました。新緑や春の野草が続き心地よい散策でした。


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