切通の伊香立峠 昔と変わらず静寂!
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日程:
・2025.9.26 (金) 晴れ 哲郎・道子
アクセス:
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行き: JR堅田駅 7:58 - 伊香立中学校前 |
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帰り: 大原バス停 14:51 - JR京都駅 |
コース:
・伊香立中学校前~北在地~北前田橋~山裾の道~S字カーブ~伊香立峠への林道分岐~伊香立峠~作業小屋のある林道合流点~林道分岐を右~京都大原ゴルフ場~ゴルフ場入口から旧道(鯖街道)へ~古知谷~大原バス停
伊香立から伊香立峠へ向かい峠から大原へ下る。シンプルなコースだが、秋の野草を観察しながらの歩きは苦にならない。さて今年は何が咲いているだろうか?と期待する。と言っても野草が多いコースではないので、峠越えの散策をたのしむことにする。
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最初はこの辺をブラブラするか! | あの山は霊仙山+権現山か! |
まだまだ猛暑日が続いていて、今日も暑い。伊香立中学校前でバスを降りユックリと伊香立北在地(北在地のバス停もある)の集落へと歩きはじめる。最初の観察ポイント、この周辺では野草観察はツルボ・ツリガネニンジン等探しながら歩いていく。ツルボは草刈りで姿を消し、ツリガネニンジンも、やっと一株見つける。シュスランの株は小さく到底花が咲くとは思えない。
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やっと見つけたツリガネニンジン 1株だけ | シュスランの株は小さく |
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ネコハギ | ヒメジゾ |
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ムカゴ GET! | アキノタムラソウ |
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ヒヨドリバナ | キツネノゴマ |
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アレチヌスビトハギ | キバナコスモス |
北在地の集落の中を歩き、伊香立峠へと向かう。民家を離れると山沿いの道が続く。この山裾には、野草が続き目を楽しませてくれるのだが、道そばではこの時期、毎年のように草刈りが行われ手入れされている。道は綺麗になるが、草刈りで野草の花は減ってくる。
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集落の中は迷路 | 野草観察はユックリ歩く |
草刈りで減っているクロバナヒキオコシを心配するが、草刈りを免れた株に黒い花が咲きカメラを向ける。今年は20~30株のツリガネニンジンが咲いていて、今まで気が付かなかったのは何故だろう?、観察が遅く目につかなかったのだろう、きっと。
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クロバナヒキオコシ 5~6mmの花です | 今年はたくさんのツリガネニンジンを見る |
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山への道に熊! 新しい看板だ! | 左手遠くに三上山(近江富士) |
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しばらく左手の畑に沿って | 右手は山裾の道を進む |
田畑沿いの道は終わり山間の細い道に変わる。この谷間の川にたくさん咲いていたツリフネソウ、今年は全く姿が見えず残念。道は仰木まで続く長い林道である。この林道を進んで行くと貯水施設に出合うと右手の山に進みS字カーブに出合う。ここは公園のように綺麗に手入れされている道だが、それもすぐに終わる。
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これから進む道にも 熊! | 公園のように手入れされている |
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ヤブマメ | ワルナスビ |
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ノアズキ | ヨメナ |
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マルミノヤマゴボウ | ベニイタドリ |
道は急に細くなり、左右の草刈りもここで終わる。ここから道の管理者が代わったのだろうか。すぐ先で道は二分する。伊香立峠へは右の細い林道を進む。道は植林地の中をユックリと登り始める。林道は途中で谷の支流に沿って西へと登り始める。
右手に尾根が近づいてくると、「峠はもうそろそろだろう」と思う頃「伊香立学区生産森林組合」の看板を見る。その咲き2~3分歩くと伊香立峠入口に着く。さっそく林道から峠に向かう。足元は緑の草が続き、切通しの峠を進んで行く。その景色はひと昔より歴史を感じるようになってきたようだ。
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伊香立峠へは右の細い林道を進む | この看板を見ると峠はもうすぐ |
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林道の峠への分岐から | 峠へと向かう |
峠を過ぎると京都府、そこにはハイキング用の看板が3個立っている。新しく出来た道を見るが、尾根に登っていく道、大原へは峠から下っていく道を進む。下っていくと谷上を歩くようになり、道がシッカリして来ると谷間が分岐している広場に着く。ここから大原方面は左手の谷沿いを下っていく。
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峠を過ぎると看板が3個 | 峠を下っていく道を進み |
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谷上を歩くようになる | 広場から大原方面は左手の谷沿いを下る |
草ぼうぼうなのでヒル避けを噴霧し急いで下っていく。細い流れを渡ると林道もシッカリして来る。下っていくと古い小屋が見えてくる。左手から下ってくる林道に出合う手前に「仰木峠15」の標識があるので、大原方面から伊香立峠へ向かうときに役に立つ。
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古い小屋を見ると林道出合い | 「仰木峠15」の標識は伊香立峠への道 |
植林地の中の谷沿いの林道を下っていくと、最後は少し登り林道は分岐する。ここは左にとり下り始めると、すぐ目の前にゴルフ場が見えてくる。「京都大原パブリックコース」というゴルフ場で、道まで降りて右にとり国道まで下っていく。
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下っていく林道 最後は登っていく | 分岐に出合い左へ |
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下っていくと明るくなり | ゴルフ場に着く |
国道に出合うと、入口にゴルフ場の立派な看板を見る。少し歩くと京都バス新田バス停があるが、今日はここから橋を渡り旧道の鯖街道を歩いて大原へ向かう。この道は谷沿いの道で民家がポツポツある古道なので、野草の花が期待できるが、最近、道端の草刈りがシッカリ行われ野草の数は減ってきていて珍しい花などは最近見かけない。でも谷沿いの道をユックリ歩くのも楽しい物である。大原でもツルボの花を見る、「ツルボは伊香立と言い大原と言い、何処にでも咲いているんだ!」
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入口にゴルフ場の立派な看板 | 鯖街道を歩いて大原へ |
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大原でもツルボの花を見る |
途中で後ろから京都バスがやってくる。クラクションは鳴らさないが、気づいた哲郎は先を歩く道子に告げる。道が狭くバスはユックリ二人の横を抜けていく。このバスは3時間間隔で1日4本の運行だが、住民に取っては必要な交通手段である(ハイカーにも)。途中で雨が降ってきて大木の下で雨宿りする。
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ハグロソウ | エゴノキ 黒っぽい種子が出てきた |
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センニンソウ | ツタバウンラン |
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オハラメアザミ | ヤマブキ・・・秋なのに? |
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クサギも果実 | チャノキ |
大原が近づいてきて道に民家が並んで来ると、大原バス停はもうすぐ。バス停に着くといつもの行列だが、今日は少ないのか座ることが出来た。今日は哲郎の用事で京都駅まで乘ることにするが、これまた時間がかかってしまう。バスで75分、大原って以外に遠いのである。
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ママコノシリヌグイ | ママコノシリヌグイの葉 (△三角) |
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ミゾソバ | ミゾソバの葉 (牛と覚える) |
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