京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

近江今津の座禅草自生地
2026.02.21

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やっと別嬪さん見つけ

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日程:
・2026年2月21日(土) 晴れ 14℃ ikomochi

コース:
京都10:45湖西線新快速→近江今津11:34着=JRバス11:45発→ザゼンソウ前11:52着~ザゼンソウ保護地~12:50→車移動で安曇川町→新旭水鳥観察センター14:10着~昼食・水鳥観察15:50~近江今津駅16:50=駅前喫茶店で休憩=17:45発→京都18:47着


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 ぽかぽか日差しが暖かい。まだまだ深夜残業の日々で朝起きてもしんどいなあーー、ベランダでぼーっと庭を眺めていたら、やっぱり出かけよー!!と気力が湧いてきた。大急ぎで出発準備して、予定していた近江高島方面に向かうことにした。計画の時間より遅くなったので、時間変更して京都駅に向かう。青空が広がる比良を眺めながら一路近江今津へ。敦賀行新快速は満席状態で、3連休行楽シーズン到来でしょうか。

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すっかり春めいてきた田圃 残雪の皆子山

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残雪の堂満岳

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湖北にも春が来た

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竹生島を望む

 自生地は近江今津駅から歩いて25分ほどというが、駅前のJRバスの時刻が近いのでバス停で待つ。小浜行バスもそこそこの乗客で出発し、ザゼンソウ前バス停に7分で到着、下車したのは2人でした。わざわざ「ザゼンソウ前」とバス停があるくらいなので、高島市の力の入れようが判る。かつては田圃が広がっていたであろう町はずれは、いまは新興住宅地。その一角にザゼンソウ保護地があった。駐車場も警備員も準備されていて、場所はわかりやすい。

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近江今津駅着 JRバス小浜行に乗る

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ザゼンソウ前バス停で下車 今や住宅地の一角になっている

 足を踏み入れると、薄暗い竹林の中の湿地が自生地だった。泥の中からぽこぽこと黒っぽい塊が顔を出し、緑色の葉っぱもあちこちで新芽を出している。うっそうとした林のなか、日当たりがないのではっきり見えない。しかも、ほとんどが通路の方に背を向けているので、いわゆる花という姿が見えない。

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大切に保護されている自生地

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ザゼンソウのしくみ

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湿地に生える

 きょろきょろ探すと、たまにこっちに顔を向けているのがあるのだが、なにせ通路から離れていてよくみえなかったり。さらに細い通路を回り込んでいくと、広い池の中心部が現れ、湿地の泥の上をきれいな水が流れている。こちらのエリアの方がザゼンソウの個体も大きく、緑色の葉を伸ばしているものも多い。

 しかし、みんな茶色の背を丸めていて、なかなかカメラ目線の個体が少なく。やっと見つけた個体は、通路の近くで仏炎包の中心の花序はまだ若くういういしいクリーム色。カメラを構えた人込みができている。順番待ちしてわたしも前面からぱちり。望遠レンズを構えた男性は、全国あちこちでザゼンソウを見てこられたようで、お話を伺う。

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ぽこぽこと塊が点在している いぼいぼボールが花序

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ほとんどが背中を向けている くたびれてますなー

 わたしは、京都植物園と池ノ谷地蔵の薬草園で見たことがあるだけで、こんなにたくさんの群生は初めての経験。自生地は昔からあったのだろうが、開発が進む中、これだけの広さできれいな流れを確保しての保護には行政あげての活動が必要だろう。平成元年に保護指定地となったそうだ。貴重で大切な場所。

 新聞にも出ていたので、大勢の見物客が次々にやってきた。珍しいなあ でも1回みればいいやろう。。。と話しながらさーっと回る人が多そうです。茶色いし形も奇妙だし、決して可愛いという花ではないですけどね。でも観察したらおもしろいです。

 カメラを抱えた人たちと、この花どうなっているのだろうか?とか知識を交換し合う。そんなこんなで、花の前に陣取っていたら、一人の女性と野草談義になった。その方は、お友達が花が好きで自分は風景が好きなので今日は別行動になったけれど、珍しそうだとザゼンソウを一人で見に来たとのこと。敦賀の方で好きな場所やお気に入りの場所の話を伺って、意気投合。時間があるので車でご一緒しますよと声を掛けてもらい、一度行ってみたかった思子渕神社に乗せて行ってもらうことになった。

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泥の中から新芽が みんな群がってます

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若葉が成長中

 安曇川沿いに川の神様を祭るシコブチさん、大見尾根を下った大見集落の手前にも古いお社があったが、台風で倒壊してしまった。安曇川源流の久多の神社は立派に守られている。滋賀県内の神社は大切にされていて、安曇川の一番下流域にあるシコブチさんのお祭りが動画で流されていた。懐かしく心に響く映像だったので、機会があれば立ち寄ってみたかった。

 女性にお願いして車で20分ほど走ってもらい、安曇川のしこぶち神社を探しに行った。ナビでたどり着き、杉林の中の広場で車を止め。さて?とあたりを見回すと、すぐ目の前に異様な形の物が立っている。男性が庭の手入れをしているので、声を掛けた。「あのう。。この建物はいったいなにですか??」「アフリカの土の家ですか??」すると男性は「これはアメリカ人のイラン人が造っている〇〇という家なんですよ」「見させていただいていいですか??」ということで、お話を伺いながらまだ建設中という家の中を覗きこんだ。

 もう造り始めて4年くらいたつけれどいつ完成するかはわからない。。。とのことで、男性はいずれは茅葺予定の屋根の下地に張るという板を切っている途中だった。聞けば、奥さんが彫金作家さんで、ここに引っ越してきて住まいとアトリエにしているということだった。

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安曇川町 へんな建物発見 建物内部

 よく吠えてしっかり番をしているワンちゃんと、警戒心いっぱいで近づいてきて威嚇しながら(前足で地面を蹴るしぐさ)鋭い視線を投げる羊ちゃんとも近づきになった。山里暮らしはたいへんだろうが楽しそうに話される男性。帰宅してから、はたと思い出した。安曇川に移住したアーティストの話をネットで読んだことを。そしてあの土の家の写真を見たことを。素敵なご夫婦のおうちにお邪魔したなあと嬉しかったです。https://book.gakugei-pub.co.jp/series-nishinokaito-release/
苔むした境内のシコブチさんは、静かで穏やかな時が流れていました。

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彫金作家さんの素敵なお宅 しっかり番犬しています

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わたしも番羊 村の神社

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苔に覆われている 思子渕さん

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社を守る番狛犬さん

 いい出会いがあったよねーと、運転してくれる女性と喜びながら、次はどこへ行こうか。。となった。ええーーーいいんですか? 乗せてもらえればうれしいけれど。。と一応は遠慮しながらも、では。。。と新旭の水鳥観察センターまで送ってもらった。

 もう2時に過ぎ。もう帰らなくてはという女性と、あちこち走り回りおしゃべりが尽きなかったのに、自己紹介していなかったねーと、やっと名前を交換した。走り去る車を見送って、観察センターに入館した。

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新旭水鳥観察センター

 200円入館料で自由に双眼鏡や望遠鏡を使わせてもらって、館員さんから説明もしてもらってと、ゆったりと時が流れる空間でした。琵琶湖の西岸で唯一の観察センターだが、建物の老朽化で3月をもって閉館というニュースが出て、急いできてみたのです。

 双眼鏡や望遠鏡が並ぶ窓際から、すぐ前に広がる琵琶湖を眺めると、いますいます 水鳥の群れ。双眼鏡で眺めると、鳥の特徴がよくわかり、その名前も教えてもらいながら、あっちをながめこっちを眺め。家族連れのお母さんと坊やが、あっつ 〇〇だ。あっちのは〇〇だ。。。ととても鳥に詳しくて、係の人も良く見つけたね。。。と感心するほど。

 その子の話を聞きながら、わたしも双眼鏡で群れを眺め、図鑑と見比べているうちに、いままでは「かも」と一括りにしていた鳥たちの見分けが少しだけつくようになりました。館員さんも、窓からじっと眺めていて、あれが〇〇ですよーとか教えてくれて、野鳥好きだった父の姿が重なった時間でした。眺めていたら見飽きない。近かったら通いたいところです。地味な活動だろうけれど民間委託して存続を考えているようなので、ぜひ残してほしいセンターです。 https://mizudori.net/about.html

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絶好の見張り所から観察 水鳥が群れ泳ぐ

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1時間半センターから観察で鳥の見分けが判ってきた

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漁師さん設置の浮島 餌を捕るオオバン

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鳥の図鑑

 観察センターから、岸辺を歩いて30分ほどで近江今津に行けるようなので、ぶらぶら水辺を歩きました。琵琶湖水運の古い町の名残が至る所にあり、湖面の先には竹生島、その遥か向こうには白銀を頂く金糞岳やブンゲンの奥伊吹の山並みが霞んでいた。

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水鳥センターから湖畔を歩いてきた 旧木津港跡地

 岸辺で休んでいた水鳥が飛び立ち、その先には白い鳥たちが浮かんでいる。あっ コハクチョウ。観察センターには飛来していなかったが、こっちにいたのですね。鴨たちに交じって数羽づつ、コハクチョウの群れが点在していた。今冬600羽琵琶湖に飛来しているというコハクチョウ、3月になれば北へと帰っていく。ここで会えるとは。思いがけない出会いであった。

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水運業で栄えた港跡 やや! あれはハクチョウでは!

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コハクチョウがいた のんびりくつろいでいる

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竹生島 木之本方面 対岸の金糞岳も 湖畔より近江今津、雪の乗鞍赤坂三重嶽

 今日の湖面は一日中穏やかで、ひねもすのたりのたりかな。浜辺で会ったおばあさんに、ここらはいいところですね。。。と声を掛けたら、「なんのなんの。風がきつうてさむうてたいへんなところやで」とのことでした。 わたしは運の良い一日を過ごしたようです。よい出会いに恵まれ、思いがけずあちこち尋ね歩き、ほんとうに幸せな時間でした。。

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夕暮れの琵琶湖

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堂満 北比良峠のシルエット


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